けれどもまあ。
せめてやるならあたし個人にしてほしい。
それなら如何様にもしようがあるってものだ。
これが学校となると、あたしでは手出しができない。
父様なら……本当に学校を買い取るくらいのことやっちゃうと思うけど。
あたしはね、そこまで常識はずれじゃないんだお!?
「その発想が出る時点ですでに常識はずれ」
「……かっくんのばか」
「あ? なんて?」
「かっくん愛してる」
「あっそう」
うんそう。
…うん。…そう。
……。
「どおしよう…」
かっくんに泣きついたってしょうがないことは分かってるんだけど、泣きつかずにはいられない!
だってさ、これきっと…またしばらく続けるよね?
机のときだって何日か続いたし…。
ちょっと…ねえ? ただの落書きにしてはやり過ぎに思う。
警察に言っちゃうぞっ。犯人知らないけどっ。
「まあ…こっちが向こうをまったく知らない以上、何もできないな。飽きるまで辛抱するしか…」
「飽きるまでて」
それ飽きなかった場合どうすんの?
あたし退学? 退学ですか?
…あれ? でも…待ってよ。
……あたし今なんか、気付いちゃったんだけど。
いや、関係ないししょうもないことなんだけど…。

