秘密のMelo♪y③*ウィーン編㊤*


「なんてーか…懲りないっていうか…」


「やっっぱり同じ犯人だな」


そおね…うん。

そおだね…うん。


『な、な、これマヒロのことなんだろ? 昨日リジュから聞いたんだ…』


『うん…そうだね…』


あたしの目が正しければ。

壁と窓一面に書かれてるのは、昨日と同じ色のスプレーでの「藤峰真裕のバーカ(あっかんべー)」かな。

あの絵のへたくそさどうにかなんないかな。


『んまああ!! これは一体どういうことですの!?』


八割岬先生化しているここの先生がまたやってきて、ヒステリックに叫んだ。

失神しなかっただけ進歩だと思う。


『昨日といい今日といい、一体どういうことかしら? どなたかご存じないの!?』


相当気が立っているらしい。

イライラと落ち着きがない。

無理もないと思うな、うん。

だってさ、昨日半日がかりでクラス全員で落としたんだよあの落書き。

それがまたあれば…ねえ?

なんか…。


『すみません…』


すんっっごい申し訳なく思うよ…。


『マヒロさん? なぜあなたが謝るの。…ハッ!! ま、まさかあなたがこれを!?』


『なわけなくね?』


『……そおですわね』


思わず“なくね?”とか言っちゃったよ。

だってあまりにありえないこと言うからさ。