「なんてーか…懲りないっていうか…」
「やっっぱり同じ犯人だな」
そおね…うん。
そおだね…うん。
『な、な、これマヒロのことなんだろ? 昨日リジュから聞いたんだ…』
『うん…そうだね…』
あたしの目が正しければ。
壁と窓一面に書かれてるのは、昨日と同じ色のスプレーでの「藤峰真裕のバーカ(あっかんべー)」かな。
あの絵のへたくそさどうにかなんないかな。
『んまああ!! これは一体どういうことですの!?』
八割岬先生化しているここの先生がまたやってきて、ヒステリックに叫んだ。
失神しなかっただけ進歩だと思う。
『昨日といい今日といい、一体どういうことかしら? どなたかご存じないの!?』
相当気が立っているらしい。
イライラと落ち着きがない。
無理もないと思うな、うん。
だってさ、昨日半日がかりでクラス全員で落としたんだよあの落書き。
それがまたあれば…ねえ?
なんか…。
『すみません…』
すんっっごい申し訳なく思うよ…。
『マヒロさん? なぜあなたが謝るの。…ハッ!! ま、まさかあなたがこれを!?』
『なわけなくね?』
『……そおですわね』
思わず“なくね?”とか言っちゃったよ。
だってあまりにありえないこと言うからさ。

