秘密のMelo♪y③*ウィーン編㊤*


『……』


笑っちゃダメ…と事前に言っては見たものの。

リジュは、笑うなんてこと通り越して…。


『……』


『おーい…リジュ?』


ぽかんとして呆れ返っていた。

簡単に日本でも似たようなことがあったと話したからだろう。

余計に呆れたんだ。


『ば……バカなのかしら…』


そおなのかもね…。

それかよっぽど自信過剰?

ほら、これがすんばらしい嫌がらせだとでも思い込んでるみたいな。

そういう感じ。


『しかし…』


迷惑なことしてくれるもんだなぁ…。

机一つならまだともかく、教室中にて。

あたしの私物じゃなくて学校なのに。

公用物なのにこんなことしちゃいけないんじゃないの?


「学校を……買い取ったりして」


「アホかお前」


冗談ですよ。いやあね。


「冗談にならないだろ…あんたの場合」


なるって。充分。

父様じゃあるまいし。


「似たようなもんだから言ってんだよ」


でもだってさ。

どうすんの? これあたしの責任になる…よね…。

落とせってか? これを一人で落とせってか?