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教室となる部屋のある階に上がると、なんだか全体的に騒然としていた。
なんとなーく…覚えがある感じの。
そんな感じのざわめき方。
『どうしたの?』
リジュが、近くの子を捕まえて聞いた。
『あ…。それがね?』
おろおろしながらその子が説明したのはこう。
『バイオリンAクラスの教室がすごいことになってるの。とにかく行ってみたらいいわ。とりあえずすごいのよ!』
…うん。
分かんないかな。
ちなみにこの学校、楽器ごとに分けたうえでさらにクラスを編成している。
大体A、B、C、Dの四クラスなんだけど、その分け方は極秘なんだそうだ。
…ちなみにかっくんがあたしと一緒になったのは本当に偶然。
りじちょーがあみだくじで決めたらしいよ。
あたし達って本当、運命だよね❤
…席はもぎ取ったけどね。
…なんてことを言っているうちにも教室前。
人ごみをかき分けて(というかかっくんにビビったみんなが勝手によけた)ひょいっと中をのぞくと。
「……」
「……」
『……?』
えーと。
「……なんてーか…あれだね、うん」
「低俗…」
かっくん、その言い方はよくないぞっ。

