秘密のMelo♪y③*ウィーン編㊤*


―――……


教室となる部屋のある階に上がると、なんだか全体的に騒然としていた。

なんとなーく…覚えがある感じの。

そんな感じのざわめき方。


『どうしたの?』


リジュが、近くの子を捕まえて聞いた。


『あ…。それがね?』


おろおろしながらその子が説明したのはこう。


『バイオリンAクラスの教室がすごいことになってるの。とにかく行ってみたらいいわ。とりあえずすごいのよ!』


…うん。

分かんないかな。


ちなみにこの学校、楽器ごとに分けたうえでさらにクラスを編成している。

大体A、B、C、Dの四クラスなんだけど、その分け方は極秘なんだそうだ。

…ちなみにかっくんがあたしと一緒になったのは本当に偶然。

りじちょーがあみだくじで決めたらしいよ。

あたし達って本当、運命だよね❤

…席はもぎ取ったけどね。


…なんてことを言っているうちにも教室前。

人ごみをかき分けて(というかかっくんにビビったみんなが勝手によけた)ひょいっと中をのぞくと。


「……」

「……」

『……?』


えーと。


「……なんてーか…あれだね、うん」


「低俗…」


かっくん、その言い方はよくないぞっ。