秘密のMelo♪y③*ウィーン編㊤*



「っ…た…! ただいま…っ」


「え"…」


ずーるずーると壁を伝って部屋に入ると、なぜか起きていたかっくんが振り返って二度見した。


「い、一時間しか寝られなかった…」


半泣きでそうすがると、かなりひいた表情で「寝れば…?」と言ってきた。

そうは言うがね、かっくんやい。

今寝たらあたし…!


「次の日までずぇっっっったい起きない自信あるッ!」


「いらねェ。そんな自信」


分かってるわ。

でもあるんだもんしょうがないじゃない。


「いくらかっくんに起こされたってね、絶対起きれないよ。いいの?」


「いい」


「…ほんとおに?」


「ああ」


……そ、そう。

それならまあ…。


「おやすみッ」


ベッドにダイブ!

そして二秒で夢の世界へさようなら。


意識がぶっ飛ぶほんの寸前に、そういえばかっくんは寝たんだろうか…なんて思ったけど、考える間もなく今度こそ意識はぶっ飛んだ。


…うん。

本当。

…起きない自信、ある。

起きない自信……。