秘密のMelo♪y③*ウィーン編㊤*


でも…!

ほしいの…!

わかる? ね、誰かわかる?


キラキラキラーッとそれはもう太陽ばりに輝くあたしの瞳。

じいいっとテディベアと見つめ合う。


「…ほら…❤買ってって言ってる…❤連れて帰ってって…!」


「都合のいい耳してんなお前」


うん、まあね…!


『すーみまっせーん♪これくださぁい❤』


「……」


いや、ほんと。

がまんできなかった。


『え"……。こ、こちらですか? あの…い、いえその…はあ…』


『? なにか?』


びしっと指差す先を見た店員さんが顔を引き攣らせる。

それからまじまじとあたしとくまさんを交互に見比べて、曖昧に頷いた。


え…だってこれ、売り物だよね?

値札ついてるしね。


『あの…失礼ですがおいくつで…?』


おいくつ? 歳? …関係なくない…?


『えーっと十七…ですけども』


『え"』


だからなによ!

十七でくまさん買ったら悪いわけ!?


「値段だろ」


「は? 値段?」