「いいか。お前さん今偉そうだと言ったがな、俺にゃそうは思えねェ。少なくともお前さんよりは正論だと思うぜ?」


も、もしかして……。


「こいつぁこう見えても“世の中”を知っている。そこらの箱入りのお嬢さんとはわけが違ェのよ」


お、怒ってらっしゃる…?

シュンさん…?


―パチパチパチパチパチ


「へ?」


『やー、シュンかっこいい!』

『見直したっ。さすが!』


リジュ…ハディ。


『いや、俺は知ってたぜ? シュンはやる男だってな』

『うざい』

『はう!?』


アッシュ…メ、メイリー…。

みんな……。


「そんなに日本語分かるようになってたんだね…!」


『マヒロ、感動するところがだいぶ違うわよ』


ううんそんなことないわハディ。

感動よ。ものすっごい感動なのよ!


「これに免じて、単純バカは許してあげるっユウキ!」


「だから単純だっつーのに…」


「なんか言った? かっくん❤」


「別に…」


すごいわっ。すごいわみんな!

そして教えたと思われるシュン!

すごいっ。