…てなわけで。
「許すっ」
「あざーっす!」
「ハア…」
きゃ~~っ♪
楽しみ楽しみ楽しみーっ!
今も一緒に住んでるけどそこんとこはまた改めて忘れるとして、楽しみーっ!
「きゃっきゃっきゃ!」
大喜びで、(意味も分かってない)梨音と一緒にぴょんこぴょんこ部屋中を飛び回った。
「ふっ…楓くんや。現在は私の息子の楓くんや」
「は…げんざ…?」
「あれが喜ぶのを見るのは、君も嫌いではなかろう」
「いや…まあ…そりゃあ…」
「最愛の妻❤なんだから。新婚ラブラブカップル❤なんだから。新居が完成したら存分にいちゃつきたまえ」
「……」
ららる~ら~らる~る♪
にゃはははは! どんくらいでできるかな、今年中にはできるよね?
でも住めるのはウィーン留学が終わってから…?
…はっ。そのあとも、日本でまだ学校が残ってるんだっけ!
わ~~んっ。あと二年も先? やだぁんつまんないっ。
…でも楽しみにするってのもいいかも!
梨音の両手を取って、あははうふふ~とくるくる回りながら、ぽわんとそんなことを考えた。
「あ、今でもいちゃついていいよ? 私が許すっ❤」
「……」
「なんだよう。両家の親が許すと言ってるんだぞい」
「ハア…」

