秘密のMelo♪y③*ウィーン編㊤*



…三十分くらいかけてお風呂に入り、ほくほくしながら上がってみると。


「あ、ママ…おかえりな…」


「なんてことかしら!!」


「…ひっ?」


マ、ママ…?

ど、どうなされたんで?

なぜ涙ぐんで…。


「かえくんたらそんなにヘタレだったとは思わなかったわっっ」


「あのな…」


「ママはねっ。あなた達のためを思ってるのよ? そりゃみんなもどかしいわよ見てて! やっと分かったわ、花梨ちゃんの気持ち」


「ハア…」


…?

かっくんたら…。疲れたんなら、早く寝ればいいのに。


「あーそーする」


「んじゃあまおお部屋で待ってるね❤」


「ん」


いつの間にかお酒を飲みながら、にこにこあたし達を見ていたパパに頭を下げて、すっかり覚えてしまったかっくんの部屋に上がった。


「ぁああぁ~~っ! かえくんたらぁ!」


嘆くママの悲痛な(?)叫びが聞こえたものの、この際聞かなかったことにして…。


「ん…そうだ」


ぱかっと携帯を開いた。

すっかり忘れてたけど……。

電源切りっぱなしだったっけ。


「……って…」