秘密のMelo♪y③*ウィーン編㊤*


「えーとたしか…。…えほんっ。わ、わたしってかわいい?」


「…………は?」


なんなんだその棒読みは。


「このふく、きにいらないかしら」


だから…棒読みにもほどがある…。


「いやだったら、ぬがせてもいいのよ」


「……」


そういうことかあんにゃろう。

なにを仕掛けてんだくそっ。


「ハア…」


我が母親ながらほんっとーにめんどくせぇ…。

どいつもこいつも、真裕に余計なこと吹き込むなっつーのに…。

俺はこのままのこいつで十分。

そりゃあたまには…この純情(無知ともいう)さが恨めしく思えたりもするものだが。

それでも、なにも強要することじゃあない。

いつかそのうち……。

そんな程度でいい。今は。

どうせ……この先の人生ずっと一緒なんだし。

まあ…そんなに焦ったりすることじゃない(かもしれない)と思う。


「ほら脱げ。んでこっちを着ろ」


「あーん。顔に乗せないでよぅ。あと後ろのひも取ってぇ~。届かなーい」


「あーはいはい…」


…結局脱がせることになってんじゃねぇかよ。

いや、別にいいけど…。

ひも解くくらいいいけど…。


「これも」


「バカ」


下着のホックまでは取らん。