秘密のMelo♪y③*ウィーン編㊤*


重大な事実(かもしれないこと)に気付き、考え込むあたし。

ママはといえば、いつの間にやらさっき手に取っていた黒の下着を購入し、「さーっ次!」と楽しそうにあたしをずるずる引っ張っていった。


「あ、その前にお茶にしましょうか。…喫茶店なんて、行ったことある?」


「きっさてん?」


「ないわよねーそうよねー。コーヒーやお紅茶が飲めるのよ。行ってみましょ」


「? うん」


てか…ママ。

その手に持ってる黒いやつ…どうすんの?

ぷれぜんとふぉーゆーですか?

わたくしに?

……正直言うといらない。


「まおちゃん行きたいところある? 休憩終わったら、どこ行く?」


「んっとー、普通のお洋服屋さん! 普通のね?」


さっきみたいな、ひらひらふりふりいっぱいのとかじゃないよ。

あくまでふ、つ、う、のっ。


「そうね。じゃあそうしましょ」


にっこり微笑んでそう言うと、くりっと向きを変えて小さな可愛らしいお店に入った。


「なあにここ」


「喫茶店よ」


ここが?

わー可愛い! くまさんおいてある。あ、にゃんにゃん!

きのこもあるー! 本物?


「まおちゃんにぴったりな雰囲気ねぇ❤」


「そ、そう?」


あたしってこんなに素敵な雰囲気ですか?

……いやいやいや。