「ポイントはやっぱりー、押し倒すんじゃなくて押し倒させるってところかしらね?」
「押し…?」
あれ。
この人なんの話してるんだ?
下着を見せるだ見せないだとか……そんな話してませんでした?
「だからそのことじゃない」
「?」
「……ま、まおちゃん…もしかして」
「はい?」
途端信じられないような表情で、まじまじとあたしの顔を眺め出すママ。
きょとんと首を傾けた。
「か、楓も苦労するわねぇ…。今どき珍しいくらいに純情な子だわねまおちゃんたら」
「苦労? ま、まおかっくんに苦労させてます!?」
はっ…。
そ、そうだよね…。
あたし散々振り回してるよね…。苦労だよね迷惑だよね。
それにもしかして、本当はいちゃいちゃしたくないかも!!
ああいう性格だもの。実は嫌だけど仕方なくいちゃいちゃに付き合ってくれてるのかも…。
あわあわしだしたあたしをしばらく不思議そうに見てたママだったけど、急に「あははっ! まおちゃんやっぱりおもしろーい」と笑いだした。
「え…あの…」
「そおじゃないわよーもーほんっと面白い!」
「え…」
お、面白い? そんなに?
なんでみんな、まおのことそんなに面白い面白い言うの?
もしかしてあたしって…本当に面白いのかしら…。

