ま……こと…?
まこと……って…ま、真琴…?
「だ……だれ?」
「お前の母さんだっ。だから落ち着けと言ったろう」
言われてはいそうですかとは言えない。
なにその突拍子のなさ。
どういうこと…?
「私にも分からん。今まで全くと言っていいほど手がかりもつかめなかったのに、今朝いきなり情報が入った」
「……」
「やはり日本にいるらしい」
「!!」
日本…に…!
日本にお母さんがいる…?
僅かに手が震えるのが分かった。
指先がどんどん冷えていく。
思わず息を呑んだ。
「じ、じゃあ日本に…」
「待て」
「え…?」
慌てて立ち上がろうとしたあたしを、父様が止めた。
その顔を見て…心臓が止まるかと思った。
まさか…。まさか。
「父様…?」
「……“あれ”は事実だったようだ」
「…!!!」

