秘密のMelo♪y③*ウィーン編㊤*


――楓サイド――


不満そうに唇を尖らせて、ぶつぶつ言いながら出ていった真裕。

この場合その反応は明らかにおかしいって。

普通自分の下着をおっぴろげに見せて、挙句取ってきてなんか言うやつがあるか。

本当に恥じらいというもののないやつだ。


…つか……俺もしかして、男として意識されてない…とか。

…いやいや。

あいつ好きだっつったし。

そもそもそういえば俺ら付き合ってるわけだし(一応)。

真裕の性格だなあれは。


「なに考え込んでんのよ。…あ、どれがそそるか考えてたの? やっぱ定番の黒でしょー! でも真緒らしいのはピンクの可愛らしいやつよねー」


「激しくどうでもいい」


「どこまでどうでもいいのよそれ」


「どこまでも」


当たり前だわバカが。


呆れてため息をこぼしながら、隣の部屋に戻ることにした。


「なあなあなあ楓」


後ろからちょこまかと付いてきた修平が、うざったく付き纏いながら言う。


「その反応はどーなん? 一線越えとん越えとらんのん?」


「……」


…いきなり聞くか普通。そういうことを。


「お前分かりにくいねん! どおなん?」


「関係ねーだろが」


「いやいやおりゃ心配してやっとんのやで? だってお前…遠距離するわけやろ?」