「げ」
…鬼のような形相でぼわっと髪の毛が逆立って、目がなんか怪しい色に光ってるりんりん……より怖いメイリーが立っていた。
「い、いえす? あいらぶかっくん」
あ。なんか色々間違えた。
ちょ、動揺し過ぎて色々間違えた。もはや何をどう間違えたのかすらわからない。
『あのー…えーと。は、ハディがすごいねー…っていう…ね!?』
慌ててかっくんに同意を求めると、ふいっと顔をそらされた。
なんか……見捨てられた気分!!
『か、かっくんたらかっくんたらひどいわっ。まおがまおが助けを求めてるのにぃーっ!』
うるうる見つめると、思いっきり笑いをこらえた表情で頭に手を乗せられた。
どうやらあれね。手のひらの上で転がされてたってヤツね。
「おこ……」
…い、いや。ごほん。
『怒っちゃうぞ』
『ふっ……お前が怒ったって蚊が刺したほどにも感じねぇ』
『蚊以下!? まおって蚊以下!?』
まお、衝撃を受ける。
その一方、唖然とする一同。
『マヒロって……ああだっけ』
『なんていうか……ああだっけ』
『なんか今、新イメージができあがったよ』
『べ、別人…』
ぽかんとするのも当然だ。
なぜならあたし、今。

