―――……
『だーかーら』
「…うん」
『もっぺん言うけどね―?』
……はい。
例によってまた、りんりんからお説教を受けています。なんで?
あのすぐ後に鳴り響いた、ストーカーかってくらいの電話のしつこさに、さすがのかっくんも「もう出ろ…」とげんなりしていた。
こほんと咳払いをし、「もしもし?」。
そったらね、第一声がコレ。
『そうは言ってもやっぱ、体の関係も大事だと思うのよね!?』
「……はあ…?」
…うん。はあ? って言うしかないんですよね。
りんりんの中ではさ、電話が切れたのなかったことになってるのかしら。
『確かに愛❤も信頼もその他心の関係も大事だわよ。でもやっぱりそういうのって、お互い確かめ合いたいじゃない?』
「はあ…」
なにが言いたいのか分からないままに、りんりんのながぁぁ~~い『結婚とは』が始まった。
『いーい? ただ一緒にいてきゃっきゃ笑ってりゃいいってわけじゃないの。男と女であることを忘れたら、夫婦なんてあっという間なのよ』
「は、はい」
『だから……そうね。最低でも週一だわね』
「うん…? なにが?」
『絆とか愛とかの問題でいうと、あなた達はあたしが口出すようなことじゃないからあえていわないけど、“こっち”はそうもいかないのよ』
うん。無視ですか。
さっきのあたしの質問、無視ですか。

