秘密のMelo♪y③*ウィーン編㊤*


『だからさ、…けて言うと、……るのこと…って!』


「え? なに? 聞こえないよ」


なんか電話の向こうがうるさい。

なんの音?


『だからつまり、男と女ってのは(ドガガガガッ)で(バキューンッ)なわけよ、そんでもって(カーンカーンカーン)が(バキバキバキッ)……ってわけ。分かる?』


「分からない」


『ハァ!?』


い、いやいやいや!

そんな怒られたってだって聞こえなかったよ?

工事でしょ。工事の音でしょ。


『あーもうっ。…うっさいわよおっさん達!! 大事な話してんだからちょっとそれやめてくれる!?』


り、りんりん…。こあいです…。

てかそれ本人達に言っちゃってる? いいのそれ、いいの?


「おい、花梨のやつなに興奮してんだ?」


「かっくん」


いやーそれがさ、なんか言いたいらしいんだけど、工事の音に邪魔されてブチ切れてるんだよね。


「声だだ漏れ」


「うん。耳に当ててたら痛いから、スピーカーみたいにして使ってるの」


それでも十分聞こえるお。


『ハア? 文句あるわけ。そんなもんよりこっちのが断然大事なのよ!』


…まだバトってるし。

頑張ってね…りんりん…あはは。