秘密のMelo♪y③*ウィーン編㊤*


―――……


『てことは……じゃ、ホントなのね…』


「さあたぶん」


『さあってアンタ無責任ね! 自分達の人生でしょー?』


…はい。

あれからおうちに帰って携帯の電源をつけると、それはもうものすごいことになってた。


―着信八十件。


……おいおいおい。


―留守録四十二件。


……おいおいおいおい。


ぜんっっっぶりんりん。

暇なのかなぁ…。


『ちょっとこら。聞いてるの?』


「あ、うん。聞いてる」


『第一、結婚がいかなるものかあなたちゃんと分かってるの?』


「分かるよそれくらいー! ずっと一緒にいようねって約束でしょ?」


『いや…そうだけど。そういうこと言ってるんでなくてね? ほら、あれよ。…藤峰家ともなればなおさら…後継ぎの子がいるでしょ? そういうんとかさぁ…』


子ども?

そういえば…。

でもまだ早いって。そんなこと…だってあたしもかっくんもまだ、二十歳にすらなってないよ。


『そうじゃなくて!』


「?」


だって今、自分で言ったんじゃない。


しきりに首を傾げた。