「こんばんは よいしょと。」
突然私の隣にカッコイイ男の子が座ってきた

「あ…あはは…どうも~」
美結に助けを求める…っつかいねぇし!!

「何飲む?焼酎水割り?…親父くせぇか」
えっ、何それ…飲み物?まぁお酒だよね
いや、未成年ですけど…

「いや、オレンジジュースでいいです」
「ふぅ~ん…何か面白いね」
「なっ…何がですか?」
「別に」

そう言いながら黙ってグラスにオレンジジュースを注いだ。
「これ酒で割るジュースだから濃いかも。」
「はっ…はぁ…」

何なのコレ…ホストってよく分からん!!

「ふ…ははは…」
私はもうどうにでもなってもいいと思い、笑った
今日あった出来事をこの人にぶつけてみる。

「なっ…何なの…?君変わってんね」
「私ね、罰ゲームで好きでもない告白したの」

「え。」
ホストさんが言葉を止める何かあったのかな?
「で?で、何なの??」
「あ、うんそれで告白したらフラ?れたの
 別に好きでもねぇ男にさ、フラれたんだよ??
 何かすごい惨めでさ。」
「……へぇ……」

「でもね。」
私は過去を振り返りながら言ってみる
「あの人いい人だよ。まぁ確かに見た目は地味で
暗くて…人としてちょっと恥ずかしい感じだけど
やさしくて笑顔が素敵なんだよ。」
「…。」
ホストさんは相槌も打たず話を聞いてくれる
ホステスさんって話を聞くのに慣れてるのかぁ…

「それに髪の毛サラサラだしねフフッ」

って言った瞬間