「まおって本当にいい奴だな~改めて思う!」

「それはどうも。」

そんな会話をしていた刹那ー。



『まお?』

どっかから男の声が

「は?」私たちは周りに目をやった

「君もしかして2年生のまおちゃん?」
背の高いモデルみたいな爽やかな男の人が問いかけてきた
誰やねん。

「はい。そうですけど…」

「あーやっぱマジか。いや、変な人じゃないから安心して」

暇つぶしついでなら帰ってもらいたい

「俺ね、あそこの通りで働いてんだけどねうちの悠ちゃんやけに頑張っちゃって」

てことは…ホストさん!?

「あ…ひゃああ、さっ、左様でございますか…」

「悠にゃんも可愛いんだ!なんてたって、何でそんな必死こいて働くの?って聞くと大切な奴のワガママに答える為に~だってフフッ素直じゃないな~って」

そうなのか…あいつも必死なんだな

「でねっ、彼女か~?って聞いたらまおにゃんって言ってたの~本当可愛い~」
まっ!?ままままままままま

「まおにゃん!?悠が!?」
「いや、まおにゃんは今俺が言っただけ。ま、とにかく必死こいて頑張ってるからその気持ちにまおにゃん自身の言葉で素直に答えてね」

「はっ…はひぃぃ」

「あと、悠にゃんもやっぱイケメンだから女の子に人気だぁ~人気。気をつけて!今度俺の指名よろしくね!源氏名はさき!本名は崎本みなみ。なみにゃんにゃん♪って呼んでねん!」

「はっ…はぁ…分かりました。」
「じゃんねん!」

みなみさん…もといなみにゃんは遠くへ消えていった
可愛いアイドルみたいな口調と裏腹にとてもかっこいい顔立ち。




さすがホステス