「大体あんたは勝手すぎんのよ!!何がしたいの?
 私にそんないじめてさ…彼女だったら他の女と作りなさいよ
 私以外にも女はいるじゃないホストのお客だって…」

「笹野…」

私は精一杯どなった

「いい加減にしてよ!!あんたの目的は何なの!?」
「俺は昔からお前が好きだった」

!? なっ何ですと!?初耳…

「…はぁ?」

「…俺さ、今年このクラスで一目惚れしたんだよお前に。
 告白できる勇気もねぇし。俺は地味っていうイメージだったから
 あんま動けないし…。」

えっ、何 何ですかこの話…

「そしたらさ2週間前にちょうどお前から告白してきてさ
 嬉しくて嬉しくて。だけど周りの目が嫌で
 その時はそっけなく返した。」

そうだったんだ…だからホストの時 
告白ナメんなとか言ってたんだ

「仕事があって呼ばれたから言ってみたら笹野で
 嘘だろとか思って話聞いてたらすげぇ嬉しい事言ってくれて…
 で、俺この際夜の顔だから思い切ってあんな事…」

この2週間でこんな事を思ってただなんて…
そうだったんだ

「ゴメン。本当ゴメン 
 誤ってすむ問題ではないと思ってるけど…」

「いいよ。別に ちゃんとした理由あるし」

「笹野…」

…あれ?