俺はあいもかわらず、学校にもろくに行かず、亮と共にダラダラと日々を過ごしていた。 文明と祐樹は懲りずに喧嘩にあけくれていた。 夏休みも手前になった頃、俺達四人は学校に呼び出された。 俺のクラスの担任の竹原と亮と祐樹のクラスの担任の牧瀬が俺達を迎えた。 「…今、迷っているんだ。」 突拍子もなく、牧瀬が言った。