「高森さん...千秋君に近寄るなって言ったよね~?」 「...もう、諦めます。 あたし、千秋君から離れます。」 もう、気力がない。 そんな私を見て、女の子たちは笑った。 「なぁに?面白くないんだけど。 この間はあんなに強気だったのにさ~。 まぁいいや。辞めるっていうならこっちは好都合♪ でもね、今辞めるって言ってもしょうがないのよ。 あんた、今日、美術室で千秋君に近づいたよねっ?」 ...みてたの? 一体、どこから...。