バスを降り、お母さんと
歩いていると
痩せほそった犬がトボトボ歩いていた。
「ゴン太?……」
渉くんは駆け寄った。
体はドロドロで、体はガリガリでゴン太の面影がないくらいに姿は変わり果てていたが、この首輪は渉くんがおこづかいで買ってあげたものだった。
「ゴン太。ゴン太!!!」
「クゥー」
「どこ行ってたんだよ。ずっと…ずっと探してたんだからな!」
「クゥークゥー」
「こんなに痩せちゃって。―――――ごめんな。」
渉くんは、ゴン太を抱き締めた。
そしてお母さんを見たら
お母さんは泣いてた。
「帰ろ――!ゴン太。」
「ワン」
ゴン太は生きていた。
一人で寂しくてお腹空かせながら、半年も生きてくれていた。
生きてくれていてありがとう。
「ありがとう」
生まれてきた事
その奇跡をわすれないで
命の大切さ
意味がある人生
一歩づつあるいていこう



