ママは、ストレッチゃーでオペ室に移動していった。
オペ室に入る先生に向かってパパは
「助けて下さい!先生、絶対に助けてやって下さい」
パパは泣きながら、待つしかなかった
助かって、産声をあげて欲しい。
だけど頭によぎるのは、何故か嫌な事ばかり
陽人、頑張れ 陽人
看護婦が出てきて
パパに告げた
「お父さん…赤ちゃんですが」
一度もこの世界にふれることなく、逝ってしまった。
なき崩れ、恥ずかしさもなくワンワンと病院の廊下で泣きまくった。
陽人
はると
一度も、呼んであげることができなかった。
抱っこもしてあげれなかった。
パパは陽人を守ってやることすらできなかった。
「お父さん、お母さんの側に行ってあげて下さい。 赤ちゃんはお腹の中から出してあげないといけないから手術は続けてます。赤ちゃんの姿も見てあげて下さい。」
オペ室にはママの泣き声が響いていた。
オペ室に入る先生に向かってパパは
「助けて下さい!先生、絶対に助けてやって下さい」
パパは泣きながら、待つしかなかった
助かって、産声をあげて欲しい。
だけど頭によぎるのは、何故か嫌な事ばかり
陽人、頑張れ 陽人
看護婦が出てきて
パパに告げた
「お父さん…赤ちゃんですが」
一度もこの世界にふれることなく、逝ってしまった。
なき崩れ、恥ずかしさもなくワンワンと病院の廊下で泣きまくった。
陽人
はると
一度も、呼んであげることができなかった。
抱っこもしてあげれなかった。
パパは陽人を守ってやることすらできなかった。
「お父さん、お母さんの側に行ってあげて下さい。 赤ちゃんはお腹の中から出してあげないといけないから手術は続けてます。赤ちゃんの姿も見てあげて下さい。」
オペ室にはママの泣き声が響いていた。



