アップルパイの恋人

二時間近くも格闘して


なんとか 形になった


二人でオーブンに入れて、ため息をついた


『はあ…ちゃんと焼けるかな…』


『アップルパイって大変なんだな…』



二人でソファーに腰掛けてぼーっとする



『あ。初めて健介さんの部屋に来たのに。よく見もしないでいた』



『あんまり見るな。』



部屋をゆっくりと見回していたら…



そっと抱きしめられて



唇が重なった


『ん…』


そっと唇をはなした彼に


『健介さん、リンゴ、つまみ食いしたでしょ』



『ばれたか…』


もう一度 抱きしめられた