薬指に光るモノ




「い、いえそんな……全然謝ることなんかじゃないですっ」



あたしは両手を大袈裟なほどにブンブンと振って否定した。



た、確かに苦しかったのは事実なんだけど…っ。




「桃ちゃん、正直に言っていいんだよ?苦しかった、って。あいつ、怪力のくせに力の加減わかってねぇんだから。」



「んな!怪力は余計だ、バカ!」



目の前で、美月さんと愁さんの口論が始まる。



まぁ、いつものことなので心配することはないのだけど。




「………」



うーん。


こうしてみてると、やっぱりお似合いな二人だよねぇ。



二人とも綺麗だし、まさに美男美女って感じ。


うん、羨ましい。




これは最近教えてもらったことなんだけど、美月さんと愁さんは高校の時から一緒で、大学の時から付き合っているらしい。



まぁ、付き合ってるのはだいぶ前から気付いていたんだけど。