姉さんはそう言うと俺に背を向けた。


「もうすぐ朝ごはん出来るから。」


「あっ、うん・・・」


姉さん、俺を信用してくれてるんや・・・


俺は嬉しい半面、自分が少しでも
欲にかられたことに罪悪感を感じた。



そして、佳歩は呟いた。


「SHIROなら、よかったのに・・・」


と、SHIROに聞こえない声で・・・