「動機は?」
「さぁ、どうだろうな。今日朝、朝会があるらしいぜ」
「へぇ…」

周りを見つめる。

原田幸子は来ていないみたいだ。
その他の人間は、いつものようにだるそうな表情に満ちていた。


「ほんと、何で自殺なんかしたんだろうな、佐野」
「ああ」