「お会計、お2人様でー…」
「え、安っ!?あ…ここ俺出すし。」
と、先生がお金を全部払おうとする。
「今日は高校生らしいデートだから、割り勘なんです!」
って言ったものの、小銭が見つからないうえに、先生はもう全部払っちゃってて…。
「あ!プリクラ行きましょう。今度はカラオケの分、私が出しますからね。」
なんて言って、撮りに行ったプリクラ。
めちゃくちゃだったけど、先生…"制服デート"喜んでくれてるみたいだった。
幸せそうに…笑ってくれてた。
先生。私は今日、先生の"笑顔"の…"幸せ"の理由に少しでもなれましたか?
「あのさぁ、高校生らしいご飯ってなんだと思う?」
何を真剣に悩んでるのかと思えば…。
「先生ってば…。うーん、高校生らしいご飯…ですか?」
「そう。いつもみたく、ピザとかパスタって…違うかなぁと思って。」
普通なら悩まないような疑問で、2人して悩んだあげく、行ったのはマクドナルド。
付き合ってもう半年経つけど、何気に2人で来るのは初めて。
その後は、先生の家に洗濯機がないという事で、家電屋さんへ。
「…なんか店員さん完全スルーだよな?」
「制服だからですか?」
「俺って、やっぱまだいける!?」
私達…今、どこにでもいるような普通のカップルに見える?
年齢とか、先生と生徒とか…そういうの全部なくなるの。
普通に愛し合って、楽しい恋愛して…。
"禁断の恋"なんかじゃなく、"普通の恋"。
「もうそろそろ…帰らないとだな。」
いつの間にかもう、門限30分前だった。
「はい。」
「今日、すごい楽しかった!ありがとう。またー…。」
"また"。先生…もう私達に"また"なんてないんだよ。
今日が、"最後"なんだよ?

