たった一つのプレゼント



不覚にも心臓が高鳴った。




一途すぎる
重い
つまらない



そう思われると思った。


今まで軽い気持ちで
言い寄る男達は、たいがい
そんな私を知って
自ら離れていったのに。





和田淳平





久しぶりに
こんな人に出会ったと感じた。




「迅が好きでも
 そんな魅麗ちゃんの事
 もっと知りたい」


「……………あたし…」


「迅とどんな過去がとか
 気にならないわけじゃないけど
 ……今は今で
 俺は今の魅麗ちゃんを
 もっと知っていきたい。
 過去が無理なら、
 未来に俺が存在すると
 いいなー、なんてね」





彼は可愛らしく笑った。





「ありがとう。」



こんな私を
想ってくれる事に


懐かしい気持ちが蘇る。



だからこのありがとうは
心からの“ありがとう”