私達は
ずっとずっと
幼なじみ止まりの
関係なのかな。
「ごちそうさま」
食器を片して
お互いが部屋に戻った。
今はあまり
何かを考えたくなくて
私はベースを手にし
新曲の練習をした。
‐ねぇ、ありがとう
ねぇ、ごめんね
ねぇ、そんな言葉でしか
言い表せないけど
そばにいてほしいよ‐
いや、私は幸せ者。
そばに迅が
いてくれるだけで
いいじゃん
付き合うとか
結婚したいとか
高望みをしちゃいけない。
こうやって
一緒に笑いあって
一緒にバンドして
それでいいじゃん。
なのに
なのに
「お前に会いたいって奴が
いるから会ってやってくんない?」
「は?」


