「私はずっと前からその人を見ていました。 ですから今日、この場を借りてその人に伝えたいことがあります。 …えぇ。その人はこの教室にいます。 その人は真面目で誠実。 サッカーが得意でよく昼休みに皆で遊んでいました。 彼のことはずっと前から知っていましたが、言葉を交わしたのはここに入学してから。 捜し続けていた彼が目の前にいる。 彼も私の存在を知ると思うとそれだけで胸が張り裂けてしまいそうでした。」 女子の視線が熱い。 いや、むしろ保護者の視線の方が痛い。