「じゃあ一言よろしく」 教室を見回す。 女子の大半が泣いていた。 「私も黒木くんのように手紙を書いてきました。」 ポケットから四つ折りの紙を取り出し、教卓の上に置く。 「この手紙を読む前に、私の3年間について話します。 まず始めに、私がこの高校に入った理由はある人がここに行くと聞いたからです。」 さっきまで泣いていた黒木くんがヒュウヒュウと茶化す。