ピタッッ…。


首の横寸前で刀が止まった。



「甲賀…ではないのか…?ならお前はどこの一族だ。ここは何処だ。」


刀は首から動かない。


「俺は高本宗太郎。この道場に住んでる…。それと…。 一族とか…君は何を言ってるんだ?」

一番の疑問をぶつけてみた。


「わらわは桜木原織姫。3代目当主だ。そしてー…」


「ちょっと待って!!もうその嘘はいらないからさ。本当の事言ってよ!!」


彼女はポカンとしている。

「今は平成だよ。そんな歴史ー…」


「ヘイ…セイ…?なんだそれは…?」

「え?」


「わらわは…こんな時代はしらない!! なんなんだ!!ここは!?」

彼女は俺に食って掛かってきた。

「ちょ…どうしたの!?」


「今でも皆、戦っておる!!わらわだけ…ッッ」


「君はー…?」




俺は不思議な少女に出会ったー…。