「貴様…やはり敵か!?くっ…覚悟ぉ!!!!!」
タンッッ!!
「え? !!!!うわっ!?」
ガン!!
いきなり殴りかかってきた。咄嗟にガードしたけど…。
それにしても…凄い体術だ!!並みの人じゃない…。
「はぁぁぁ!!」
彼女は止まらず技を繰り出す。
…くっ!重い…。なんて強い人だ…!!
でも…。
俺が襲われる理由はない。 そう思うと…
イライラしてきた。
「なんなんだ!!あんたは!!」
咄嗟に彼女の腕をとり、投げ飛ばしてしまった。
ダァンッッ!!!!
「キャア!!」
…あ…。やっちゃった…。思わず…。でも!!
「君!!一体なんなの?俺は君に襲われる理由なんてないと思うけど…。それにっ!!」
ー…君は何者だ…
そう言おうとしたとき。
「なかなかやるな!!だがっ。私は負けられない!!」
彼女は鞘から刀をぬいた。
キラ…。
…ん?なんか…本物みたいだ。真剣…なわけないか。
ブンッッ!!
「うわぁ!!」
ギリギリで避けられた。しかし…。
パラ…。
顔の横の髪が…切れた。
背筋が凍る。
本…物…?
ハァ!?なんで!?法律上ヤバくない!?
てか殺される!?
「ハァァ!!」
また襲いかかってきた。
「ちょっ!!待った!!俺は宗太郎。甲賀なんかじゃない!!」
できる限り大声で叫んだ。
