せめて、性格が悪い子だったら
どんなに長い付き合いでも、
まだ勝ち目があるって思ったのにな…
……二宮くんの上着を、そんなに大事そうに抱きしめて
……月島さん、二宮くんの事好きなんだね。
「あの、どうかしましたかぁ?」
「え…、ううん!えっと月島さんだよね!二宮くんの幼なじみなんでしょ?」
「うん、幼稚園からずっと一緒で」
「そうなんだぁ、もしかして」
いけない、眞央…
「月島さんって」
それ聞いたら…
「二宮くんの事」
傷つくのは…
「好きなの?」
月島さんは眼鏡のレンズの向こうにある目を真ん丸にした。
そして、見る見るうちに赤面していく。
「うん、ずっと好きなんだけど、言えないままの片思いなんだけどね……」
苦笑する月島さん。
片思い?

