かたっぽうの恋

私の大好きな二宮くん。


いつも、優しくて、

ニコニコ笑って、雰囲気良いし、
明るくて気さくだがら男子にも女子にも人気。



「………」


中学一年の時からずっと、
二宮くんを見ていたけど、



あんなに恥ずかしそうに、
顔を赤くして、耳も真っ赤にして、




「………」





あんなふうに、



誰かを愛しそうに、






僕はこの人に恋しています。


というように、
誰かを見つめている二宮くん、






見たことなかった。











「……そんな」





違う、絶対に違う、
勘違い。





でも、


目が好きだって、言ってるようで…








もう心臓に傷ができちゃったみたいにズキズキと、



痛い。