私は、それが本当だとしたら幸せ者だなっと思った。


私みたいな平凡で、なんの取り柄もない高校生が先生みたいに素敵な人に特別に思われていると思うと嬉しい。



どんなにエッチでも意地悪でも、もう先生は私の中では特別な存在なのだ。



「ほ、本当にそうかな?先生…私の事を思ってくれたかな?」



先生が辛い時、逃げたくなった時に…。




すると、淳子が私の肩をポンと叩いた。



「だったらどうする?つき合うのか?」


「え!?」



私が、先生とつき合う?
私が先生の彼女に!?



「付き合えたら、幸せかなぁ」



すると美保が、ガバッと私の頭を抱きしめた。



「やだぁ、とうとう眞央が他の男に連れてかれちゃう!」

「み、美保ったら!」


「気持ちはわかるぞ美保、だけど眞央のためだ諦めろ」


ベリッと淳子に私からはがされる美保。