それから、私はなんだか先生の研究授業の邪魔になるような気がして、会いに行くのをためらった。
たまに、昼休みに保健室で藤原先生の手伝いをしている先生を見に行ったりしたけど。
「薫ちゃん、研究授業んときのここの部分の事なんだけど…」
「ええんちゃうか、でもここは~…」
……忙しそうに、合間合間に藤原先生に質問している先生の姿は一生懸命でかっこよかった。
だから、声をかけずに ただ見てるだけで、すぐに教室に戻る。
それを、一週間続けた。
―――はぁ。
「この一週間、まったく話していない」
理科の実験中に、私は誰に話しかけてるわけでなく つぶやいた。
実験のペアの二宮くんが、不思議そうに私を見る。

