かたっぽうの恋



先生……っ…。





先生は、私の潰れそうな心をずっと支えてくれていたんだね。




知らず知らずに私は先生を心の安らぎにしていた。頼っていた。








『……泣くな、べそっかき」










「っ!」



泣いちゃだめ…。



いつも、ピンチになったら私って泣いてばかりで自分の事なのに、自分では解決しようとしていなかった。



今、泣いてちゃだめ。



目頭に溜まった涙を私はこらえ、顔を上げた。




「ちょっと、わかったんでしょうね!?」


「私、先生には助けてもらっただけなんです!」


「「「はぁ!?」」」




とにかく、この場はオブラートにまとめよう。


ややこしい事に巻き込まれるのは嫌だ。




「先輩たちは誤解してますよ」


「なに言ってんの~ 私はたしかに、あんたと吾妻っちが車で帰ってんの見たんだよ!」


「先生は夜暗くなって物騒だから、仕方なく送ってくれたんですよ?」


すると、ギャルズたちは驚いた顔をして急な展開に目を丸くした。



「私みたいな色気もない女、興味ないですよ!」


笑いながら、なんて哀れな事を喋ってるんだろう。