かたっぽうの恋



ドサッ!


「ひゃあっ!」



倉庫に入るやいなや、マットの上におもいっきり押されて、倒れ込んだ。


「なにすんですか!?」


ギャルズ三人娘をキッと睨むと、なんて悍ましい顔で私を見るんだろう。



私がこの人たちに何をしたと言うのか、なにも心当たりがなくて、私は鳥肌が立ちつつも、負けじと睨み返した。



「吾妻せんせに馴れ馴れしいんだけど、目障りだからやめてくんない?」


「別に馴れ馴れしくなんかしてません!」


「してんだよ、なに毎回毎回 車で一緒に帰ってんのって感じ!!」


ギャルズたちは三人見合わせ、「ねぇ~!!」と言い合うと、また私を睨みつける。


「たいして可愛くないくせにさ」


「吾妻せんせの優しさに付け込むなっつの」



優しさに付け込むだなんて!!
………付け込、んでたのかな。


スケベで意地悪だけど、私の事を一生懸命に考えて相談に乗ってくれた。でも、それは実習生でカウンセラーだからで…。



それを良いことに、先生の優しさに付け込んで、指導室に毎日通って…。




「……」