………そろそろ、8時か…。






「じゃ、迎え、行こっか?」







ぽんぽんと二宮の肩を叩くと、二宮は「……はい」と小さく、はっきり言った。



色々聞き出してやろって思ったんだけど。


………聞く必要なくなった。










なんとなく。コイツは月島が好きなんだと思った。 気づいていないだけでさ…





幼なじみの関係が居心地いいんだろ。









「でも、いい加減はっきりさせてくんないとね」


「?」




二宮。俺さ……



あいつの泣く顔見るの、結構堪えるんだよね。