かたっぽうの恋

同時に先生が私の肩に顔を伏せて「―――ぎゅ~~う。」っと言った。






「???」







そして。ゆっくりっと顔を上げた先生と目が合い、私の胸が飛び上がる。



先生はボソッと



「…約束。元気に出せよ」



「……」



身体を離すと、先生は私の顔を見ないまま駐車場へと歩いて行く。






「あっ!!」








そうだ、二宮くんに告白する前に私 自分で先生に言ったんだ。



(ギュッてして。)





忘れていた。




思い出したと同時に、顔が茹で上がったタコみたいになるのがわかった。




「……」



覚えててくれたの?









先生の腕の中。





優しくて温もりを感じて、目を閉じると眠ってしまいそうになった。




もう一回…。



なんて言えなくて、私は先生の後をついて行った。







その時から、私と先生の間の空気が変わった。