かたっぽうの恋

「キャ!、きしもとさん!?」



月明かりだけの光でしか月島さんの顔は見えないけど、驚いた顔をしていた。





「私、許さないよ!」


二宮くんを困らせるなんて、ずるいよ。月島さんは…



幼なじみってだけじゃん…。


月島さんにとって、二宮くんは何なの?




心配かけていい存在?







好きなんでしょ?








「二宮くんが好きだったら、わざと心配かけないでよ!」




胸倉を掴んだ手に力が篭る。







「いじけてるぐらいなら、好きになってもらえる努力しなさいよ!」




これじゃ、ライバルの月島さんの 背中押して応援してるじゃない…



「上手くいかずに、むしゃくしゃするのだって恋なんだから!」