かたっぽうの恋

夜空にまんまるい月がひとつ

河川敷の小さな川に、
ふわふわ揺れている
やわらかな月がひとつ。


その月に石ころがひとつ
ちゃぽん、と落っこちた。




「……大丈夫?」


河川敷の土手に体育座りしてる私と月島さん。



泣いていた月島さんは、少し落ち着いていた。



「ありがと、大丈夫」



泣いて、目の下が赤く腫れていた。




「話は聞かせてもらったけど、二宮くん今頃探し回ってるんでしょ?連絡しなくちゃ」


「……家には連絡しようと思う。だけど秀ちゃんには……。」