かたっぽうの恋


私は秀ちゃんから逃げるように、公園から飛び出した。




あの時とは逆だ。




かくれんぼをしようと言って、
秀ちゃんが私から逃げたように






今度は私が秀ちゃんから逃げた。





誰にだって見えない翼があるんだ、
だけど、見えない翼。


勇気が無くて、飛べない。




本当は誰よりも高く飛びたい。







本当は、誰よりも
君の近くに……。