笑顔とミルクティー




「え?」


「え?じゃねぇよ。フラれるところ見て平気なのかよ」



頭を撫でながら、そう言った淳ちゃん


そういえば…


普通だったら、泣いてもおかしくないのに、全然悲しくない


…平気なんだけど


なんで?



あんなに好きだったはずなのに…



「平気なんだけど…なんで?」


「知らねぇよ。俺に聞くな」


「ご、ごめんなさい…」



本当なんでだろ…


分からなくて、首をかしげていると、淳ちゃんが髪の毛をボサボサにした



「ち、ちょっと!何すんの!」


「ほら。さっさと教室行って着替えて来い。ここで待ってるから」



そう言うと、更にあたしの髪の毛をボサボサにして笑った



「分かったから、やめてよ!」



淳ちゃんは「はははっ!」と笑った