「え?」
「え?じゃねぇよ。フラれるところ見て平気なのかよ」
頭を撫でながら、そう言った淳ちゃん
そういえば…
普通だったら、泣いてもおかしくないのに、全然悲しくない
…平気なんだけど
なんで?
あんなに好きだったはずなのに…
「平気なんだけど…なんで?」
「知らねぇよ。俺に聞くな」
「ご、ごめんなさい…」
本当なんでだろ…
分からなくて、首をかしげていると、淳ちゃんが髪の毛をボサボサにした
「ち、ちょっと!何すんの!」
「ほら。さっさと教室行って着替えて来い。ここで待ってるから」
そう言うと、更にあたしの髪の毛をボサボサにして笑った
「分かったから、やめてよ!」
淳ちゃんは「はははっ!」と笑った

