笑顔とミルクティー




「別に荷物取りに行かなくてもいいんだぞ?お前が、体操服のまま帰りたいなら」


「え?嫌です!取りに行きます!」


「じゃあ、行くぞ」



カーテンを開けて行こうとしてる淳ちゃんを見て、不思議に思った



「あれ?淳ちゃんも行くの?」


「お前なぁ…今、行ったら教室鍵閉まってるだろ?誰が開けるんだよ」


「あ、そっか…」



そのあと、あたしは黙って、淳ちゃんの後ろについて廊下を歩いていた



もうすこしで教室というところで淳ちゃんがいきなり立ち止まった



「ぶっ!いったぁ…何して!「しっ!静かに」」



淳ちゃんの背中にぶつかって、文句を言おうとしたあたしの言葉を遮って、小さい声で言った淳ちゃん