メーキング

えっ…??


カゲミが話だす。



『その好きな人はけっこう目立つタイプで…


とにかく…その人が…引っ越しちゃうの…

だから…悲しくて…』



……それだけ??




「気持ち…伝えた??」




私が聞くとフルフルと首を横にふるカゲミ。




「気持ち…伝えないの??

後悔するよ…??」



『わかってる…わかってるよ??


でも…できない。


どうせ私が気持ちを伝えたって意味なんかないし…』



「なんで意味ないの??」


『彼は私になんか興味ないもん…』



えっ…カゲミちょ〜かわいいじゃんか??



『あたしにゃ負けるケドな!』



………。



『話…聞いてくれてありがと。
じゃね。授業はじまるよ??』



ぽんぽんっと砂をはらう素振りをしながらカゲミが立つ。




「ちょっ…カゲミ!

相手の…名前は??」




私はパシッとカゲミの腕をつかむ。




『名前…??

名前はね…??



小西…健クンって言うの…』



こにし けん??